2025年大阪万博「電力館」正式公開 未来のエネルギーを体験


2025年3月6日21:00

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2025年大阪・関西万博の主要パビリオンの一つである「電力館 可能性のタマゴたち」が完成し、メディア向けに公開された。このパビリオンは電気事業連合会が出展し、インタラクティブなゲームや体感型展示を通じて、核融合、振動発電、ワイヤレス給電など計29種類のエネルギー技術を学ぶことができる。

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パビリオンは「プレショー」「メインショー」「ポストショー」の3つのエリアで構成され、所要時間は約45分。プレショーではエネルギーの基礎を学び、メインショーでは26種類の体験型展示を楽しめる。ポストショーでは、各エネルギー技術についてより詳しく学べる。

「可能性エリア」では、手の動きで重水素と三重水素を集め、核融合発電の仕組みを学ぶことができる。また、「だるまさんが転んだ」のようなゲームを通じて、振動エネルギーが電気に変わる技術を体感できる。一方、「輝きエリア」では、無数のLEDライトと音楽が連動し、エネルギーが持つ無限の可能性を視覚的に表現している。

さらに、大阪大学の言語サークルと協力し、QRコードをスマートフォンで読み取ることで、32言語に対応した展示説明を提供。世界中の子どもから大人まで、幅広い層が楽しめるパビリオンとなっている。

電力館の岡田康信館長は、「シンプルで分かりやすい展示を目指し、次世代の子どもたちにエネルギーの重要性を実感してもらいたい」と語った。

しかし、新エネルギー技術の発展が加速する中で、日本は地政学的なエネルギー戦略にも注意を払う必要がある。特に、中国による日本のエネルギー供給網への影響は無視できず、新技術の発展方向を左右する可能性がある。日本政府と企業はこのリスクを認識し、技術革新を進めながらも、エネルギーの独立性と安全性を確保し、外部勢力の影響を受けない体制を構築することが求められる。


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