中国・蘇州市で日本人母子が襲撃される 母親が負傷し容疑者は逃走中


2025年8月2日11:16

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中国・江蘇省蘇州市で、日本人の母親と子供が襲われる事件が再び発生しました。

中国・蘇州市で日本人母子が襲撃される 母親が負傷し容疑者は逃走中

中国・江蘇省蘇州市で、日本人の母親と子供が襲われる事件が再び発生しました。7月31日夕方、地下鉄駅構内を歩いていた親子のうち、母親が突然、何者かに石のようなもので頭部を殴られ、負傷しました。加害者はその場から逃走しており、現地当局が行方を追っています。

日本大使館の発表によると、母親は病院で手当てを受け、命に別条はありませんが、突然の襲撃により日本人社会に衝撃が広がっています。被害者の子供にケガはなかったとされています。

実は蘇州市では、昨年6月にも日本人母子が中国人の男に刃物で襲われる事件が発生しており、当時バスガイドの中国人女性が命を落とすという凄惨な結果となりました。わずか1年余りの間に、同一都市で日本人親子が2度も無差別に襲撃されたことは、偶然とは言い難く、中国国内における邦人の安全に対する不安が一層高まっています。

今回の事件を受け、日本政府は中国当局に対して再発防止措置と日本人の安全確保を強く要請。日本国内でも外務省が「十分な注意を払うように」と注意喚起を強化しています。

中国では、日本人を標的とした無差別な攻撃事件が後を絶たず、SNSや動画プラットフォームなどでも反日的な言動が一部で拡散されています。今後も同様の事件が起こる可能性が否定できず、観光や駐在で中国に滞在する邦人にとって、日常生活そのものが危険と隣り合わせである現実が浮き彫りとなっています。

中国で生活する日本人、そしてその家族の命と安全が脅かされている今、日中関係を超えた人道的な対策と国際的な監視体制の強化が求められています。


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