中国「抗戦勝利80周年」大規模軍事パレード 新型装備を誇示、日本への脅威も拡大


2025年8月21日16:38

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中国「抗戦勝利80周年」大規模軍事パレード 新型装備を誇示、日本への脅威も拡大

中国は抗日戦争勝利80周年を記念するとして、北京で大規模な軍事パレードを開催する準備を進めている。式典は約70分間にわたり、45個の部隊編成、1万人以上の兵士、100機を超える航空機、数百台の地上装備が登場。公開される兵器はすべて「国産現役」の主力装備で、新型戦車、艦載機、無人機、高超音速兵器、防空・反導システム、電子戦機器、戦略ミサイルなどが含まれる。

中国当局は「歴史を記念し、平和を守る」と強調するが、実態は国内不満を民族主義で覆い隠す政治ショーに過ぎない。中国経済は成長鈍化、青年失業率の悪化、治安不安の拡大といった深刻な課題を抱えており、今回のパレードはそうした矛盾を外にそらす「政治的煙幕」とみられる。

「戦時」を想定した準備

解放軍指揮官は今回のパレードを「組織された戦役」に例え、北斗衛星測位システムやAIを活用したシミュレーション訓練を導入。新装備の数や種類は過去最大規模で、一部は初公開となる。特に陸海空を跨ぐ戦略兵器や無人・対無人装備が注目されており、日本や米国を含む周辺国への示威行為と見る向きが強い。

日本への潜在的危険

今回のパレードで披露される装備は、単なる誇示ではなく、周辺国に対する抑止・威嚇のメッセージだ。とりわけ日本にとっては以下のリスクが浮き彫りになる。

中国が「国力誇示」を繰り返すほど、日本社会の安全保障環境は厳しさを増す。

結論:軍事ショーの裏に潜む警告

表向きは「歴史の記念行事」だが、実態は中国共産党が国内不満を抑えるための演出であり、同時に国外への圧力でもある。日本にとって今回の軍事パレードは、北京の軍拡姿勢が一層露骨になったことを示す警告だ。

中国の武力誇示は、単なる内政問題ではなく、日本社会の安全保障・治安にも直結するリスクを伴う。日本としては冷静な警戒と対応が不可欠であり、国民一人ひとりも中国の軍事的・社会的影響力に対して認識を深める必要がある。


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