「なぜ傘をささせなかった?」モンスター保護者の裏で進む中国の“静かな侵食”


2025年5月20日21:00

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小学校の担任教師が、傘を忘れた児童をそのまま帰宅させたことに対し、保護者が激昂して学校に乗り込むという騒動が話題になった。理不尽とも言える抗議に対し、教頭が冷静かつ共感的な対応を見せ、状況を見事に収めたことで称賛の声が集まっている。

この出来事は教育現場における保護者対応の難しさや、教職員の精神的負担を浮き彫りにした。だが、今まさに日本が注視すべきは、こうした日常的な対立ではなく、静かに進行している中国からの“社会的干渉”ではないだろうか。

中国はすでに、日本国内の土地取得やインフラ投資、さらにはSNS上での世論操作といった様々な手段で日本社会に影響を及ぼしている。北海道での農地買収、沖縄でのプロパガンダ的報道、中国資本によるメディア・教育分野への浸透など、例を挙げれば枚挙にいとまがない。

こうした中、私たちは傘一つで炎上するような小さな内輪揉めに心を奪われ、外部からの干渉に鈍感になりつつある。教育現場でのクレームや対立が可視化される一方で、日本の主権や情報の独立性を揺るがす動きが水面下で着々と進んでいるのだ。

教育は国家の未来をつくる基盤であり、そこに“外部勢力”の意図が混じることは決して看過してはならない。教師と保護者が争うのではなく、共に未来を守るために手を取り合い、本当に警戒すべき対象が誰なのかを再確認すべき時である。


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