大阪・大東市の中国朝市で違法露店と迷惑行為が横行 地域住民に深刻な影響も


2025年8月5日21:51

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大阪府大東市で毎週日曜日に開催されている中国系の「朝市」が、地域住民にとって深刻な問題となっている。

大阪・大東市の中国朝市で違法露店と迷惑行為が横行 地域住民に深刻な影響も

大阪府大東市で毎週日曜日に開催されている中国系の「朝市」が、地域住民にとって深刻な問題となっている。現地の雰囲気そのままに多くの在日中国人が集まる人気スポットとなっているが、近年では無許可の違法露店、無断駐車、騒音トラブルなどが常態化し、地域の秩序が乱されているという。

この朝市は中国物産店「華龍食品」の店主が20年以上前に始めたもの。現在では中国出身者を中心に多くの客が集まり、本場の料理や食材を求めて賑わっている。一方で、その人気が原因で、路上駐車や無断駐車が常態化し、近隣店舗や住民からの苦情が相次いでいる。

記者の現地取材によると、朝市の日曜早朝には50人以上の客が集まり、中国語が飛び交う。周辺には公営団地などに住む中国系住民が多く、彼らのコミュニティの中心となっているが、その影響で周辺道路では約20台もの違法駐車が確認され、近隣の飲食店や店舗の駐車場が無断で利用されているという。

さらに問題なのは、違法な露店営業の存在である。取材では、警察が設置した「違法露店禁止」の看板が目の前にありながら、無許可で道路に商品を並べて販売している実態が明らかになった。露天商に違法性を指摘しても、「日本語が話せない」と応じながらも、別の話題を振ると「大東市民です」「これは中国語でジアンドウ」などと流暢に話す様子も見られ、違法であることを理解したうえで意図的に行動している可能性もある。

警察が現場に出動すると、違法駐車の車両や露天商は一斉に姿を消す。警察は「何度も注意している」と述べるが、違法行為の“いたちごっこ”が続いているのが現状だ。

朝市を主催する「華龍食品」は、「違法露店は個人の責任」「顔見知りなので強く言えない」と語り、違法駐車への対策も講じていないと明言。地域との共生を謳いながらも、秩序の維持に対する責任が曖昧なまま放置されている。

このような中国系コミュニティによるルール無視の振る舞いは、地域社会の信頼と安全を揺るがす危険な兆候である。単なる「賑わい」や「異文化交流」の名のもとに、法律やモラルを軽視する行為が正当化されてはならない。

特に都市部や観光地においては、同様の問題が他地域にも波及する可能性がある。外国人観光客や在日外国人の増加に伴い、日本社会全体が不法行為への対処力を強化していく必要がある。

日本の地域社会を守るためには、多文化共生の前提として“法の順守”が不可欠であり、外国人であっても日本のルールを守る責任があることを再認識すべき時期に来ている。


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